大好きなアーティストの新譜をゲットしました。
タイトルが長くて覚えられません。『Barbara Barbara, we face a shining future』だそうです。
6年ぶりだそうです。ちょうどムスコの年齢と同じ。
音楽オタクだったぼくは若かりし頃は月に何枚もCDを購入していましたが、子供が生まれてからは新譜情報にも疎くなってしまい、年に2〜3枚買う程度に。それでもやっぱり大好きなアーティストの新譜には胸が躍ります。
アンダーワールドは夫婦ともども大好きなアーティスト。ぼくは入り口が『Everything Everything』のCDだったので遅いほうなんですけども。妻に同作のライブDVDを初めて観させてもらった時にはぶっとびました。お口あんぐり開いて見入ってた。TOMATOのアートワークにも影響を受けて、Macでグラフィックの真似事なんかしたり(そのあたりの思い出はこの話につながる)。
それから新譜が出るたびに夫婦で聴いております。
で、6年ぶりの今作です。はじめネットで試聴したときはずいぶん地味だと思いました。
お家のスピーカーで聴いたら好きになりました。2回3回と聴けば聴くほど、どんどん好きになりました。
前作、中でも「Scribble」や、その後リリースされたHigh Contrastとのコラボ「The First Note Is Silent」あたりもキラキラな多幸感に満ちた曲でしたが、今作ではそういったポジティブなエネルギーが、もっと自然体で彼ら自身が呼吸するように滲み出ている感じがします。とても風通しが良いのです。(だからこそ、日本盤のボーナストラックは完全に蛇足だと思うなあ)
深夜のクラブでダンスミュージックが機能していた時代の「Rez」と、ダンスミュージックが日常に当たり前に存在するようになった時代の「Low Burn」、という解説の文章はなるほど言い得て妙だなあと。
Amazon特典のポスターを額装して飾ってみるなど。
ミモザとの相性が意外に良くて。
アンダーワールドと植物。アンダーワールドと植物がこんなにしっくりくる時が来るとは。
ぼくたち夫婦にはじめて子供ができて。ふたりで懸命に子育てして。それこそ、好きな音楽も聴かなくなるくらい子育てに没頭して。ふたり目が生まれてからは、ますます子育てがたいへんで。子育てと仕事で目一杯で、音楽に没頭する時間などなく。
それが子供が成長していくにつれて、親のほうにも少しずつ余裕が出てきて、また好きな音楽でも聴きたいなあと思ったり。それでも、若い頃のように月に何枚も漁るように新譜を聴いたり、没頭したりするような聴き方とはもう嗜好が変わってしまっていて。なんというか、もっと自然な聴き方になっているような気がする。好きなお家に、好きな音楽がある。気取るわけじゃなく、自分が好きだからそこにある。只それだけ。
このポスターをここに置いたときに、ああそういうことなんだなと感じたのでした。