BESSに決めるまで

出会いは、ソフトバンクショップで妻が手にしたパンフレットでした。
ケータイのパンフなんですけど、表紙の写真がすてきで。「いつかこんなお家に住みたいね」なんて話を妻としながら、壁に飾っていました。当時はそれがBESSのログハウスだということはつゆ知らず。ぼく自身は「家を建てる」ということ自体に積極的ではなかったので、「ふーん、たしかにすてきだね」という程度でしたが。

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ヨレヨレになってしまいましたが、いまでも取ってあります。

さて、持ち家にあまり関心の無かったぼくに転機が訪れます。
友人が家を建てたというのです。なんでもBESSというところのログハウスらしいと。ふーん、と思いつつ遊びに行ってみたらびっくり。

すごく気持ちいい。
木の香りがとても落ち着く。

友人宅は目の前が大きな公園で、窓からの景色もすばらしく、しばらく放心したように、ほげーっとしてしまいました。木に囲まれたこのお家の中では、なんだか時間がゆっくりと流れているように感じました。「こんな家もあるんだ…」ぼくにとってそれは新たな発見でした。「こんな家なら建ててみたい」生まれて初めてそう思いました。

その後、BESSのサイトを見てぼくは衝撃を受けます。
“「住む」より「楽しむ」”というキャッチフレーズに「そうそう」と頷きまくり。「お前にとっていったい家とは何なのか?」という問いかけにガツンとやられました。
「BESSって何者?」というページに掲載されているイラストマップにBESSの立ち位置が端的に表されています。まあ若干ステレオタイプな表現であることは否めませんが…。

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とにかく、こんなことを売りにして言うハウスメーカーをぼくは今まで知りませんでした。パソコンの画面の前で唖然としながら、「こんな住宅メーカーもあるんだ…」と、それは新たな発見でした。

そして、気づいたのです。ぼくは「家づくり」に関心が無かったというよりも、いわゆる日本で主流の「マイホーム」が苦手だったんだなと。つるつるぴかぴかの建材。新築特有のあの匂い。外壁の、あのサイディングの感じ。お仕着せの家を「与えられた」という感じ。完成時に100%だったつるぴか建材を、壊さないように汚れないように気を使っていく暮らし。騙されないように、ぼったくられないように神経を張りつめる交渉ごと。そういうのが苦手だったので、住宅展示場という空間は避けて通っていた気がします。

もともと、庭のある一軒家で暮らしたいという願望は抱いており、夫婦でその思いは共有していました。子供が生まれてから、その思いはさらに強くなっていました。ただ、そうやって思い描く暮らしのイメージと、いわゆる住宅展示場で見るような新築物件とがうまく結びつかなかったのです。だから「家を建てる」ということに積極的になれなかった。そういう違和感、思いをBESSはぜんぶすくいとって代弁してくれていた。高機密高断熱だのいう家のスペックや、坪単価を競い合ったりすることがほとんどのハウスメーカー業界の中で、BESSは始めからそれとは違う土俵に立っていた。驚きました。

そして、あれから何年。以前あこがれていたあのソフトバンクの写真が、BESSで新しくリリースされたログハウス「クールテイスト」のものだと知ったときは、運命を感じてしまいました(妻はもっと前から知っていたようですが…)。

それから展示場に行ってみたのですが、ここでもカルチャーショックを受けます。ぼくが抱いていた住宅展示場に対する苦手意識が、ここではまったく杞憂だったのです。なんといっても基本的に「ほっとかれ」ます。胡麻をすったり、やかましくあれこれ訊いてくる営業が張り付いてくることはぜんぜんなくて、逆に心配になるくらいほっとかれます。夫婦で、親子で、自由に室内やテラスを散策して、思い思いに「木の香り」を体感してもらうというコンセプトのようです。そして、友人宅で感じたあの「ゆったりした時間」(それは何物にも代え難い贅沢な時間だと思います)が、そこにはたしかに在りました。

このときの営業担当Kさん、彼の人のよさそうな人柄にも惹かれてその後も何度か展示場に足を運びましたが、この時点ではまだBESSの家は「あこがれ」にすぎませんでした。「BESSは高い」という話はよく耳にしていたので。なんせKさんってば、さっぱり営業トークをしてこないんですもの。すごくすてきだけど、自分らには手の届かないお家だよな、と思い込んでいました。

そんなこんなで具体的にはなんの進展もないまま半年ほどが過ぎたころ、また転機が訪れます。営業のKさんが現場のヘルプに回るということで、担当がMさんに変わったのです。はじめはちょっと取っつきにくいと思っていたMさんですが、これがかなりの「できる人」で。具体的な数字を出しながらガンガン話を進めていきます。これが逆によかった。実は、個人的にちょっと思うところがあり(職場での環境が変わったり、年末にあったある出来事で自分の生活は自分でつくっていくしかないと決心させられたり)、家を建てようという方向に心が傾いていたタイミングだったのです。ファイナンシャルプランナーでもあるMさんに、資金繰りのこともすべて相談させてもらい、いまではMさんがいなければ、ここまで進んでいなかったと感謝しています。新年の初詣で、家をつくりますとお祈りしてから、自分でもびっくりするくらいあれよあれよというまに話が進んでいきました。

すっかり個人的な話になってしまいましたが、ぼくはBESSに出会ってから、家のことを考えるのがほんとうに楽しくなりました。いまもまだ決めなければならないことがたくさん残っていますが、ひとつひとつのことを丁寧に考えて、将来の暮らしにイメージを馳せながら、あれこれ想像を膨らませる時間、夫婦でそれを共有していく過程が、いまは何よりもたのしいです。

「家づくり」って、たのしいです。

そして、暮らしをつくるという作業は家が建った後もずっと続いていきます。そんなお家をつくりたいです。

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