いよいよ気温がぐんと上がり、庭の草木たちが活動を始めました。
今年は昨年よりもやや遅めかな。
新芽が続々と顔を出すこの季節は、一年を通じて植物のダイナミズムをもっとも感じる瞬間です。
草木が一斉に芽吹く瞬間。すごくワクワクする。
庭を歩いて、いろいろな種類の新芽を見て回るのがたまらないです。
庭いじりをするようになってから、芽吹きの季節がほんとうに好きになりました。
以前は秋が好きだったんですけど、人って環境で変わるモンですね。
現在いちばん元気なのはライラック。
秋口から芽を蓄えており、だいぶ前からはち切れそうでしたが、いよいよはち切れてきました。
その隣には、植えたばかりのクロモジ。
地味ながら香りよく味わいのある樹だそうで、元気に成長してほしい。
これまた地味渋な樹木のアオダモ。芽まで渋い。
ゲッケイジュには花芽と葉芽が。
植えてから3年目にして、花を拝むのは初めてかも。
ロシアンオリーブは枝中からびっしりと。今年も暴れるのかしら。
昨年ご近所さんから頂いたアジサイ。
これも頂き物のスイセン。
モッコウバラ。
ジューンベリー。もふもふでかわいい。
ブルーベリー。
ブラックカーラント。たらの芽みたい。
シャラ。放置していた花がらがオブジェのような味わい。
そしてもうひとつ新入りのイロハモミジ。
洋風和風問わず使え、新緑も紅葉も楽しめる万能選手で、BESSの家でもおなじみですよね。ご近所さんの庭でも定番です。
園芸初心者の私にとって、植物の芽の付き方を観察するのは、とても興味深いです。
ああなるほど、こういう風に新芽が出てくるのか。逆に、ここからは出て来ないのか。じゃあここら辺を剪定するといいのだな。という具合に、次の剪定の仕方をあれこれ考えさせられます。園芸って最短でも1年スパンだから、目に見える結果をすぐに求めがちなせっかちな現代人にはもどかしい部分もあるけれど、自分の目で見て、手で触って、考える、という学びの循環が楽しいです。
そして何より純粋に感動しますね。この小さな芽の中で、寒い、雪深い、薄暗い冬の季節を越えて、そしてまたぐんぐん伸びてゆくという植物の生命力に。